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Unified ID 2.0: デジタル広告運用でデータ保護するメールアドレス自動処理サービス

ポストCookie時代における広告主と広告代理店のセキュリティを強化

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サービス概要

Unified ID 2.0(UID2)は、ユーザーのプライバシーを保護しながら、効果的な広告ターゲティングを実現する次世代のIDソリューションです。しかし、従来の広告IDと異なり、ユーザーのメールアドレスからIDを生成するため、広告主や代理店がユーザーのメールアドレスを扱う必要があります。広告主や広告代理店にとって重大な懸念事項のひとつは、メールアドレスの直接的な取り扱いです。

こうした懸念を軽減するため、広告主や代理店が機密性の高いユーザーデータを直接管理することなく、UID2のプライバシー第一のアプローチに沿ったメールアドレスの処理を促進するよう特別に設計されたメールアドレス処理サービス(Email address processing service for Unified ID 2.0)を開発しました。

提供されているエンドポイントから直ちに利用することもできますし、AWSの環境があれば、簡単に専用のサービスとして立ち上げることもできます。

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サービスのシステム構成

主な特長

  • プライバシーコンプライアンスの自動化
    メールアドレスの正規化、ハッシュ化、エンコード処理を自動化することで、UID2標準に沿った自動処理を提供します。
  • データ漏洩リスクの最小化
    人手を介さずにメールアドレスを処理するため、データ漏洩のリスクを大幅に低減します。また、変換後のデータは無作為に並べ替えられるため、元のデータとの照合が難しくなります。
  • 業務効率の向上
    複雑なメールアドレス処理を自動化することで、広告主や代理店はコア業務に集中できます。

データの保護

このサービスは、データの安全性を最大限に尊重するように設計されています。

  • 生データへの直接アクセスを許可することなく、メールアドレスの正規化とハッシュ化、エンコードを行います。
  • アップロードしたファイル、変換したファイルに関する情報は自動的に60分後に削除されます。
  • 変換後のデータは無作為に並べ替え、元のデータとの容易に照合できないようにしています。

導入効果

  • 広告運用におけるデータセキュリティの懸念を軽減
  • UID2のインテグレーションを迅速かつ簡単に実現
  • 広告運用作業の効率化

使用方法

  • エンドポイントにアクセスして、ファイルをアップロードするためのフォームをリクエストします。
  • フォームから1行にひとつのメールアドレスのテキストファイルをアップロードします。
  • 表示されるファイルのダウンロードリンクをクリックしてダウンロードを開始します。ダウンロードリンクは、60分経過すると無効になります。

まとめ

この自動処理サービスは、ポストCookie時代のデジタル広告におけるデータの安全な運用を支援するソリューションです。

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Yoshihiko Miyaichi
Yoshihiko Miyaichi

Written by Yoshihiko Miyaichi

CEO & President, PIER1. キャリアはSoftware Technology 30年、Media Technology 20年、数年前からRPAを始めました。。思えば遠くに来たもんです。

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